
7月に入り、蒸し暑い日が増えてきましたが、
朝早くから,涼しげな花を咲かせる
朝顔に心癒されている方も多いのではないでしょうか。
こちらは、以前お客様のお孫さんに
作らせていただいた朝顔の絽の着物を
屏風に仕立てたものです。
お客様からは
「とても気に入っている着物だけど、
孫は一人しかいないし、しまってしまうと
もう見る機会がなくなってしまう。
夏だけでも見れるようにしたいから、
申し訳ないけれど、屏風にしてもらえないだろうか?」
というお話を頂き、それならばと、
京都市内の表具屋さんに相談して
特別に仕立てて頂きました。
着物を屏風にするのは、初めての経験だったのですが、調べると、すぐにできる人が見つかるのが
職人の町京都のすごいところだなぁと、
改めて感じました。
作り手としては何度も着て頂けるのが
一番ですが、こういった形で作品を
長く愛して頂けるのも、感慨深いです。
屏風の中に込められた遠い日のお祖母さまの
記憶と共に、お孫さんが大人になっても
思い出して、大切にして頂けたら、嬉しいなぁ。
※
こちらで誂えたものだけでなく、
お手持ちの着物を屏風にすることも可能です。
ご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。

