新年明けましておめでとうございます。いつも応援くださりまことにありがとうございます。本年も、皆さまの日々の暮らしの、つかの間を彩る美しい喜びを、精一杯モノづくりに励んでまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。 床の間にはお正月飾りとして頂いたヒカゲノカズラ※を飾らせていただきました。 ---------------------------------------------------------------------------------------------- ※ヒカゲノカズラ
別名カミダスキ(神襷) 山麓の比較的明るいやや乾燥した場所で育つ常緑性のシダ類。 長さが2m以上になるツル性の植物だが、 他の植物に巻きつき上に伸びていくことはない。 古くは「古事記」の天岩屋戸(あまのいわやと)で 天照大神が天岩屋戸に隠れたとき、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が日影(ひかげのかずら)を冠にして踊り、慰めたと言われる。 切り取っても長く緑色を保つことから、古くから 清浄な植物とされ、 神事などに用いられてきた。 現代でも、正月の床飾りやめでたい料理の飾りとして、 ヒカゲノカズラが用いられる。 長く伸びれば伸びているほどにめでたいとされるため、 床に引きずるようにしつらえる。