友禅染とは

江戸時代、元禄期(1688-1707)を中心に京都大阪で花開いた元禄文化。友禅染はその代表格の一つで、京都の祇園町に住んでいた扇絵師の宮崎友禅斎によって考案されました。

絹地に柔らかな色彩で描かれる繊細な図柄、金箔や金糸を使った美しい装飾は、その上品さ、花やかさから日本を代表する文様染めとして知られています。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

友禅染の特徴

友禅染の特徴である繊細で花やかな模様染め、それを可能にしているのは、彩色時の色の混合を防ぐために用いる「糸目糊置防染(いとめのりおきぼうせん)」という技法です。

糸目糊置防染染とは、防染に使う米糊(こめのり)やゴム糊を、糸目筒(いとめづつ/渋紙で作られた円錐型の筒に真鍮製の金具がついたもの)に流し込み、その金具の細い先から模様の輪郭に沿って糊を置いていく防染方法です。この技術により、1mm以下の細い糊で防染していくことが可能になり、友禅染の多彩な表現を生み出しています。「糸目」という言葉は、染め上がった際に、模様の輪郭に糸目状の白い線があらわれることからきています。

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